琉球紅型とは

 「紅」は色全般を指し、「型」は様々な模様を指していると言われています。
かつて沖縄が「琉球」と呼ばれる国だった琉球王朝時代、紅型染めは主に王族や士族が着用するものとし、王府は染め屋を首里城の周りに置いて庇護していたとされる程、特別な存在でした。

琉球紅型の特徴といえば、鮮やかな色彩や配色、大胆さと緻密さを併せ持つデザインです。それは琉球が中国や日本と交易してきた歴史の中で独自に発展させた琉球紅 型にしかない美 しさだと言えます。

かつては王族や士族の衣装として染められた紅型ですが、現代では衣装(琉装、和装、舞台衣装等)のみに留まらず日用品にも施され、身近な存在になりつつあります。

第二次世界大戦で多くの工芸品や資料が焼失してしまうという悲しい過去もありましたが、職人をはじめ県内外の多くの人の手により現代でも引き継がれています。
紅型のエ程
1.図案
3.型置き
5.隈取り
7.完成
1.図案
モチーフとなる植物や花、自然をスケッチし、それを元に図案を起こします。
2.彫り
〈 型彫り 〉
型紙の下にルクジュー(下敷き)を置き小刀(シーグ)で型紙を彫っていきます。
3.型置き
型紙の上に、もち粉と糠を混ぜて蒸した防染糊を置いて布地に模様を写しとります。
4.染め
〈 配色 〉
顔料を基に色鮮やかな紅型はつくられます。大豆の絞り汁で顔料を溶き、1度目は薄い色を筆で差していきます。

〈 二度刷り 〉
再度、 濃い色を重ね刷り込み刷毛で布地に刷り込みます。
5.隈取り
模様の一部に色を重ね、ぼかしを施し、図柄に立体感と奥行きを出します。
6.水元
〈 白地型の完成 〉
色を定着させるため蒸した後、湯に浸け糊をふやかし洗い流して乾かします。
7.完成
〈 返し型の完成 〉
地染め(背景色を染めること)をする前に防染のため模様の上に糊を置き、周囲を染料で刷毛引きをします。その後、染料の定着のため蒸した後、湯で糊を丁寧に洗い流して、乾かし仕上げます。
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